大阪信愛女学院中学校



演奏会記念のCD. 第2巻発行 早朝練習をする生徒たち


大阪信愛女学院のモットーは「一つの心・一つの魂」(使徒行録4−32)です。今から25年前、躍動期にある中学生全員が、"一つの心"になって取り組めるものとして考えついたのがリコーダー合奏でした。ミッションスクール・情操教育に欠かせない音楽。音楽の生活化を目指した全校合奏は、取り組みとして、毎週水曜日、講堂朝礼前の約15分間を「音と心のハーモニー作り」と位置づけ、全校生徒それぞれが8時のチャイムと同時に、リコーダーを手に講堂へ集合し、皆で合奏したのが「全校合奏」の始まりでした。身近な楽器リコーダー、 簡単に練習が出来るリコーダー、 友達とアンサンブルが楽しめるリコーダー。 リコーダーに興味ある生徒も、そうでない生徒も、得意な生徒もそうでない生徒も、クラス・学年を越えて全校生徒が"一つの心"で合奏することの素晴らしさと価値を発見することが出来ました。最初は、ソプラノとアルトリコーダーによる簡単な2部合奏でしたが、次第にソプラニーノ・テノール・バス・コントラバス・グレートバスリコーダーが加わり、ハーモニーに広がりが感じられるようになりました。更にリコーダー合奏にピアノやギター・バスキー伴奏が、またソロ楽器としてマリンバやバイオリンなど、いろいろな楽器が加わることによって、より変化に富んだリズム・ハーモニーが味わえるようになりました。こうして「全校合奏」が質的に高まるとともに、生徒達の興味関心も次第に強まり、"やる気"が一段と増してきました。先輩達が残してくれた尊くも素晴らしいハーモニーを受け継ぎ、より美しい音作りに今日も頑張ってくれていることは、指導する側にとっても励みになります。 早朝、校舎のどこからともなく聞こえてくるリコーダーの音色は、学校生活に喜びと慰めを与えます。 全校生徒500名が教職員一致協力の中、一丸となって奏でる 「音と心のハーモニー」 は、正に本学院のモットーである「一つの心・一つの魂」の実現と言えるでしょう。 





はじめての文化祭ステージ
総合学習研究発表会:
全国大会
(1999.11月)
CD.録音:演奏
(2001.1月)
城東区民コンサート
(2002.12月)
フランスより来客:
歓迎演奏 (2002.10月)
オープンスクール:演奏
(2002.7月)

韓国から先生方40名来校:
歓迎演奏 (2000.1月)
学院創立100周年:記念音楽会:
フェスティバルホール(1985.2.月)


例年、文化祭ステージの最後に 「信愛中学生全員がステージいっぱいに繰り広げる全校合奏」と題して演奏を行って参りました。全校生徒が「一つの心」で一生懸命練習に励んだ「音と心のハーモニー」。   今年度は信愛中学生がリコーダを中心とした全校合奏を始めて25年、すなわち記念の年を迎えました。振り返ってみますと、皆さんのご協力により演奏会記念のCDを2巻発行できました。また西日本リコーダーコンクールにおいて優良賞を受賞させていただきました。その他、城東区民コンサート・歓迎コンサートや慰問コンサート。また、総合学習:研究発表会全国大会・記念音楽祭・3年生のシンガポールやオーストラリアでの演奏会などなど、本当に多くのステージを経験することができました。この全校合奏も、今年のステージが最後の演奏となりました。当日は、25年間「全校合奏」を支え、応援してくださった多くの方々に感謝をこめて演奏しました。1曲終わるごとに万雷の拍手をいただき感謝と喜びでいっぱいでした。今後は、クリスマスミサ時などに「賛美する心」の表現として「全校合奏」を奉献したいと思います。また違ったハーモニーをみんなで味わうことができるでしょう。本当に長い間、信愛中学生の「全校合奏」を支え、応援してくださった多くの方々に御礼を申し上げます。ありがとうございました。





3年生:海外研修:
オーストラリア・ヌーサ海岸での
リコーダー演奏 
(1997.7月)
3年生:シンガポール修学旅行:
セント・ジョゼフ・クーベント学園訪問:
音楽交流会時のリコーダー演奏
(2002.6月)



使用したリコーダー いろいろ
                                                          修学旅行マレイシァで購入した楽器:アンコーロン
(1)コントラバス ・(2)グレートバス ・(3)バス ・(4)テノール 
(5)アルト ・(6)ソプラノ ・(7)ソプラニーノ






リコーダー合奏のために、多くの
編曲をしてくださった
本学院短期大学名誉教授
小西欣一先生
上杉紅童先生をお迎えしての演奏会
1993.3月 ・ 2001.3月

毎年ご来校いただき、リコーダー合奏の指導をしていただいた
「東京リコーダーオーケストラ」団員:高橋穣司先生




音楽を通しての信愛教育

この度、全生徒500人が奏でるリコーダー合奏「音と心
のハーモニー」第2巻を発行することになりました。


 音楽教育に力を入れている大阪信愛女学院。それは単に芸
術性・創造性を養うと言うことではなく、「知・情・意の調
和のとれた」人そのものの育成を願うものでございます。
生徒たちは、夏の猛烈な暑さの中、冬の厳しい寒さの中、
懸命に研鑽し、その技を磨くとともに、「感動する心」「心
の目で見、心の耳で聞く」ことを学び、心豊かな人間性の涵
養に努めてまいりました。

未熟ではございますが、この生徒の努力をお汲み取りくだ
さり、ご鑑賞・ご高評いただければ幸いでございます。

校長 シスター 縄田、子




                  音と心のハーモニー
       
       ── 500人のリコーダー合奏 ──

     1.「シチリアーナ」………………レスピーギ作曲・小西欣一編曲
     2.「パバーヌ・ガヤルド」 舞曲より
                 ……Claude Gervaise作曲・H.Koinuma編曲
     3.「エーデルワイス」……………R.ロジャース作曲
     4.「愛の喜び」……………………G.Martini作曲 バイオリンソロ
     5.「いつか王子さまが」白雪姫より… Frank Churchill作曲
     6.「星にねがいを」ピノキオより………Leigh Harline作曲
     7.「コンドルは飛んで行く」……ロブレス・ミルヒバーク作曲・小西欣一編曲
     8.「グリーン スリーブス」…… イギリス民謡・本山定男編曲
     9.「BUILDERS OF TOMORROW」 ……G.R.-Smith作曲
    10.「聖 夜」………………………グルーバ作曲・尾崎忠生編曲

                              演奏:大阪信愛女学院中学校全校生徒
                                              指 揮:牛尾康枝
                                               歌 :鈴木貴雄





全校合奏 生徒の感想文から・・・

 私は、今年中学3年生であることを神様に感謝したいと思います。それは「全校合奏」のCD録音という貴重な体験をさせて頂いたからです。このことを通して、私は皆で協力して一つの大きな事をやりとげるという達成感や、後悔が残らないように何事も納得いくまで精一杯するということなどを学びました。一生心に強く残る思い出となり、本当にうれしく思います。 私は小学校の頃から音楽は苦手で、楽譜を読むことさえも出来なかったのですが中学校の3年間で自分でも驚くほど成長したように思います。それも全て「全校合奏」と細かいご指導をしてくださった先生のおかげだと思い、すごく感謝しています。ありがとうございました。これからも何年、何十年と「全校合奏は続けていって欲しいです。   (河本良誌子)
  私は、信愛中学校に入って最初の頃、「全校合奏」の練習が毎週水曜日の朝8時登校であるのがきつく、正直言って嫌でした。でも一年生の文化祭の時、ステージに立っていざやって見てものすごく感動しました。今までに感じたことのない気持ちになりました。その感動を3回味わえました...。一年生や2年生の中にたぶん「全校合奏」の練習がしんどくて嫌だと思っている人がいるかも知れませんが、早く自分たちがどれだけ、 すごいことをやっているか気づいて欲しいと思います。私が本当に感じたことは、ただ笛を吹いているだけじゃないということです。その音楽に大切な「心」をどれだけ添え、また一緒に吹いている友達のことをどれだけ考えて吹いているかによって、その時の演奏の素晴らしさが決定されるということです。   (池田瑞穂)
  中学校生活の中で私にとって一番印象深いのは、やはり「全校合奏」です。みんなや先生方と心を一つにして頑張ったことは、一生忘れることのできない思い出となりました。500人が一度にステージにのぼり演奏することは、奇跡に近いことだと思いました。
練習する中で、各クラスのパートがまとまらずハーモニーが作れなかった時の悔しさ、また見事なハーモニーが出来上がった時の喜びなど、今日まで体中で取り組んできました...。 私は「全校合奏」20年記念の年に在学していてよかったと思います。それ以前は音楽に 「心」 を込めるとか「心」を添えるということなど考えたことがありませんでした。信愛中学校に来て初めて知ったことです。「心」を込めた演奏は人の「心」を引き付けるということを学びました。水曜日の"8時登校"はつらい時もありました。しかしCDの録音が終わった時の感動は忘れられない思い出となりました。何事も苦労があればあるほど、終わった時の感動が大きいことを知りました ...。 また、この「全校合奏」は、信愛中学校だけの財産だと思います。これからも、みんなで大切にしていって欲しいと思います。         (土屋桃子)


ギター伴奏によるリコーダー合奏
3年生全員ギター:1.2年生全員リコーダー